ミックスダウンとは?
ミックスダウンと呼ばれている作業についてちょっと書いてみようと思います。
昔から業界にいる人はトラックダウンと呼ぶのが一般的です。
略して TD(ティー ディー) と言います。
その名の通りに沢山あるマルチトラックをステレオ2トラックにする作業なので
"おとす "とも呼称されます。
最近ではミックスダウン、ミックスという呼び方が浸透しているようです。
ですのでTDと言う人がいたら「お、この人は結構前からこの業界にいるんだな」と思って良いでしょう。
Pro Toolsが一般的になる前、アナログMTRやSONY PCM3348が主流だった時代は
1曲ミックスするのに丸々1日以上かかっていました。
現在はコンピューターの中にスタジオが入っているようなもので、録音から同じスタッフでやる場合はミックスダウンも作業の度に少しづつ作っていく蓄積型 の場合もあります。
いずれにしても曲のサウンドを決める重要な作業工程ですので、少しかじったくらいでは、なかなかうまくいかない難易度の高い作業であると思います。
ミックスダウンの主な内容は
・各楽器の音量バランス調整
・各楽器の配置
・各楽器の音色や空間処理
・その他ギミックの仕掛けや演出効果
・曲全体のサウンドメイキング など
やることは沢山あります。
ただし色々な作業をやればやるだけ良いかというとそうでもありません。
緻密さも大事ですがもっと大きな流れや雰囲気なども重要です。
例えば楽曲を演奏するのに一部の細かい音符だけを完璧に演奏できたとしても曲全体での流れや雰囲気がダメだったらそれは良くない演奏になることでしょう
それと同じですね。
長年の経験から何をして何をしないか?
そういった様々な選択と技術の組み合わせがミックスダウン作業となります。
ミックスダウン、 奥が深いですね。
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